すっかり放置している当Webサイト(司法書士松戸.com)ですが、今でも「司法書士 松戸」のキーワードによるGoogle検索で現在も11位に位置しています。2016年5月10日に投稿した前回の記事でも、「司法書士 松戸」で11位だと書いているので、半年以上も放置していたにもかかわらず順位が下落していないことになります。

必死でSEO対策をおこない記事をたくさん書いても順位が上がらないこともあれば、当Webサイトのように放置していても順位が変わらないこともあり。ただ、順位をキープしているといっても11位ですから、きっと自慢するほどのことじゃありません。それに、日本語ドメイン名(司法書士松戸.com)を使用しているこのサイトが強いのはあくまでも「司法書士」と「松戸」の2語で検索された場合のみであり、サイトへのアクセスはほとんどありません。

ここまで書いてきてふと思いましたが、SEO対策業者などに依頼して「司法書士 松戸」など特定のキーワードでSEO対策をおこなったとしても、サイトへのアクセス数は大して増えないのでは無いかということ。同じようなことは前から考えていますしブログ等でも書いていますが、11位でほとんど全くアクセス数が無いということは、司法書士+松戸など業種と地域名を合わせたキーワードでSEO対策をしてもやっぱり意味は無いのかも。

SEO対策業者としては、「司法書士」で1を取るなんてのは無理だから、「司法書士 松戸」で1位を目指しましょうと言うしか無いのかと。実際に順位が上がれば、結果が分かりやすいし。しかし、それで問い合わせが増えるかといえばそんなことは無いと。

ついでに恐ろしいデータをご覧いただきましょう。下のスクリーンショットはGoogleサーチコンソールの検索アナリティクス画面です。なお、データは当事務所のメインサイト(https://www.shihou-shoshi.com/)のものです。アクセス数のほとんど無い、司法書士松戸.comのデータをお見せしても仕方ないので。

この画面では、検索に使用されたキーワード、クリック数、掲載順位を知ることができます。合計クリック数は10,071で、最もクリック数が多いのは「不動産取得税」で検索されたときの188です。司法書士事務所のWebサイトが不動産取得税のキーワードでクリックされても仕方ないのですが、狙ったキーワードでアクセスを集めるのが難しいことはお分かりいただけると思います。

サーチコンソール

そして、恐ろしいデータというのは次の数字です。合計クリック数10,071のうち、松戸が含まれるキーワードでクリックされたものを抽出してみました。「司法書士 松戸」ではたった2です。「松戸市 司法書士」と「松戸 司法書士」を合わせても4クリックしかありません。

会社設立 松戸 2
司法書士 松戸 2
松戸市 司法書士 1
松戸 公証役場 1
松戸 司法書士 1
司法書士事務所 松戸 1

実際の画面は次の通りです。松戸が含まれるキーワードでの最上位が「会社設立 松戸」でクリック数は2、掲載順位は3.7となっています。SEO対策業者にとっては絶対に隠しておきたい不都合な真実かもしれません。付け加えておくと、「司法書士 松戸」で堂々第11位の司法書士松戸.comへの直近1ヶ月のセッション数はたったの53であり、まったくアクセスのない日もあります。

kaishaseturitu-matudo

なんかもう、松戸、松戸市などの地域名を加えたキーワードでのSEOなどしている場合じゃ無いように思えてきます。今のGoogleの検索結果はパーソナライズされているので、松戸などの地域名を入れなくても近所にある事業者などのページが上位に表示されます。ためしに、「司法書士」の一語で検索しても当事務所のWebサイトが2位に表示されました。

以前はGoogle chromeのシークレットモードで検索するとパーソナライズの影響を回避できるといわれていましたが、今回あらためて「司法書士」の一語で検索するとWikipediaに続いて当事務所Webサイトが2位になってしまいました。もう、パーソナライズされていない検索結果をしることはできないのでしょうか。

パーソナライズ検索

話が脱線気味ですが、ここまで検索結果のパーソナライズ化が進んでいるとなれば、かつてのようにページタイトルに「松戸」を入れなければならないとか、さらには、コンテンツ中にも「松戸」の言葉を何%以上入れるべきとかいうのは全く時代遅れなのかもしれないです。つまり、松戸の司法書士事務所であることをGoogleが認識していれば、個別ページには全く松戸の言葉が無くても、松戸市や近隣の人が検索をすれば上位に表示されるというわけです。

ただし、それだと東京都内に住んでいる人が松戸の司法書士事務所を探そうとしている場合に、検索に引っかからないかもしれないとの不安もあります。やはり現状では、各ページに松戸と入れておくのが無難な気はしますが、無理やりに松戸の言葉を散りばめる必要性は無いのでしょう。今は過渡期に思える状況ですから、今後のGoogle検索がどう変化していくのかを注意深く観察し、その変化に対応していく必要がありそうです。

それでも現時点では、この記事のようにわざとキーワードを散りばめることによるSEO効果はそれなりにあるのだと考えていますが、AIが記事の内容を完全に理解するようになったならばSEO対策目的のこのような記事は全く相手にされなくなるのでしょう。そのような時代が来たとしたら、司法書士のような仕事を人間がやる必要も無くなっているのかもしれませんけど。