今回はSEO(検索エンジン最適化)についてのお話しなどです。

2020年12月に入ってから、Googleが今年3回目のコア アルゴリズム アップデートを実施しました(コアアップデートについては「2020年3回目のコアアップデート実施」をご覧ください)。

Googleが検索アルゴリズムの変更をおこなえば、検索結果も変動することとなります。今回のコアアップデート実施によっても、かなりの順位変動が生じているものと思われます。

私が定期的に検索順位のチェックをおこなう中で最も重視しているのは、「司法書士」と、「松戸(または、松戸市)」を組み合わせたキーワードによる検査順位です。

具体的には「司法書士 松戸」、「松戸 司法書士」、「司法書士 松戸市」、「松戸市 司法書士」の4つです。

2つのワードの組み合わせであっても、どちらが前に来るかにより順位は変わります。たとえば、「松戸 司法書士」では当事務所のメインサイトが現在1位ですが、「司法書士 松戸」だとこのサイトは3位となっています。

このように同じキーワードでも並び順により検索順位が変わるわけですが、「司法書士 松戸」と「司法書士 松戸市」ではもっと大きく順位が変わる可能性が高いです。Googleから「松戸」と「松戸市」は別の言葉だと認識されているはずだからです。

SEO対策の鉄則として、ターゲットとするキーワードは必ずウェブページのタイトル(titleタグ)に「松戸市」と入れるべきだとされています。

したがって、「松戸市」が入ったキーワードでの検索順位を重視するならば、必ずtitleタグに「松戸市」と入れるべきであり、かりに「松戸」としてしまったら、ページタイトルにキーワードを入れてないことになってしまうわけです。

ただし、現在のGoogleの検索アルゴリズムでは「松戸」も「松戸市」同じ場所を表すキーワードだと認識されているはずですが、少しでも上位表示を狙うならば、やはりターゲットとするキーワードそのものを入れるべきでしょう。

実際にも、「松戸 司法書士」では1位である、当事務所メインサイト(https://www.shihou-shoshi.com/)ですが、「松戸市 司法書士」では4位となっており、3位には当事務所の旧メインサイト(https://office-takashima.com/)が入っています。

この原因がどこから生じているのかと考えてみるると、ページタイトルの付け方も大きな要因なのではないかと思い当たります。

上のスクリーンショット画面は、「松戸 司法書士」でGoogle検索した際の3位と4位のところだけを切り出したものですが、3位のページタイトルでは「松戸市」が最初の方にあるのに対し、4位の方はタイトル最後尾にとってつけたように「松戸市と入れています。

重要なキーワードはtitleタグの前の方に置くというのもSEO対策の鉄則ですから、「松戸市」を含めたキーワードによる検索順位では3位のサイトの方が強いのも当然です(反対に、「松戸」を含めたキーワードでは4位にサイトの方が上位です)。

もちろん、titleタグの付け方だけで順位が変わるわけではありませんが、当事務所が運営する上記2つのサイトについては、はっきりと効果が現れているようにみえます。

前置きが非常に長くなってしまいましたが、当ウェブサイトについては、今回のコアアップデートにより順位を落としてしまっています。

当ウェブサイトは「司法書士松戸.com」という、「司法書士 松戸」とのキーワードについてのSEO対策のみに特化した日本語ドメイン名を使用しており、実際に「司法書士 松戸」で4位あたりに定着していた時期もありました。

その後は大きく順位を落としていた時期もあったものの、最近でも10位前後には安定して位置していたのが、今回のコアアップデートにより16位くらいまでに順位を落としてしまいました。

最近では、日本語ドメイン名を使用したウェブサイトを見かける機会も減っています。これは、日本語ドメイン名を使用することによるSEO効果が薄れていることが大きな原因なのだと思われますが、たしかにSEO面の優位性がないのならば、あえて日本ドメイン名を使う意味もないでしょう。

したがって、これから新たにドメイン名を取得するのであれば、日本語ドメイン名を選択することのメリットもとくに存在しないでしょう。ページタイトルを分かりやすい日本語にすれば、ドメイン名を日本語にする必要性はないと思われます。

そう言いつつも、当事務所では相続放棄.jp.net相続登記.jp,netの2サイトも運営しており、とくに相続放棄の方は「相続放棄 松戸」で現在も1位です。

とりあえず、今回の結論としては、「日本語ドメイン名を使用することにより順位が落ちるわけではないけれども、SEO対策において特に有利だということもない」という感じでしょうか。そうであれば、あえて新たに日本語ドメイン名を取得する必要はないかと。