2018年7月から、ウェブサイトを開設して集客をおこなっているものの、IT関連に通じたスタッフがいない司法書士事務所にとっては、たいへん困った事態になるかもしれません。

Google は、先週リリースされた Chrome 68 から HTTP で配信するすべてのページに「保護されていない通信」のラベルを表示するようにしました。今年2月に予告していたとおりの仕様変更です。

下のスクリーンショット画面は、Google chrome 68 で当事務所の旧ウェブサイトへアクセスした際のアドレスバーです。SSL化への対応が中途半端なため、「保護されていません」とはっきり表示されてしまっています。

そして、SSL化に完全対応している現在の当事務所ウェブサイトでは、次のように「保護された通信」と緑色の文字で表示されています。

現状では、気にする人は多くないかもしれませんが、今後は「保護されていない通信」ラベルが赤色になるなんて話もありますから、情報の取り扱いに細心の注意を払うべき司法書士事務所にとって、SSL化への対応は大きな問題になっていくことでしょう。

従来のウェブサイトのURLが「http://」で始まっているのに対し、SSL化されたサイトは「https://」で始まるURLとなっています。今のGoogle chromeではURLが省略されて表示されるようになっていますが、このサイトのURLは「https://www.shihou-shoshi.com/」です。

今のところ、既存の司法書士事務所のウェブサイトを確認してみると、SSL化に対応しているところの方が少数派のようです。当事務所の運営サイトについては、簡単にSSL化がおこなえるものについては既に対策をしていますが、上のスクリーンショット画面にあるように、HTMLで構築した古いサイトに関してはSSL化が困難です。

余談ですが、このウェブサイト(http://www.office-takashima.com/)は、SSL化だけでなく、モバイル端末への対応もおこなえていません。それなのに、松戸の司法書士事務所のウェブサイトでは検索順位1位をキープし続けているので、何でもGoogleの言いなりにする必要はないかと思いますが。

「司法書士 松戸」での検索順位

SSL化への対応とは関係ないかと思いますが、ここのところGoogle検索順位が変動しているように感じます。「司法書士 松戸」の検索キーワードでは、当事務所運営サイトが少し上昇傾向にあるようです。

とくに最近更新に力を入れている「債務整理・借金返済の相談」のサイトが17位に上がってきました。また、順位が低迷し続けていた当サイト(司法書士松戸.com)も29位に少しだけ上昇しています。この調子で各サイトの順位が上昇していくことを期待しています。

1位 司法書士 松戸市 | 松戸駅1分の高島司法書士事務所

2位 松戸駅1分の高島司法書士事務所 | 千葉県松戸市

17位 松戸の高島司法書士事務所: 債務整理・借金返済の相談

25位 相続放棄の相談室 | 松戸の高島司法書士事務所

29位 千葉県松戸市の高島司法書士事務所: 司法書士松戸.com

なお、上記サイトの中では1位のサイトを除いてはSSL化が完了しています。私が保有しているサイトは全て、https:// と http:// のどちらでもアクセスできる設定にしているため、SSL化されていないサイトにアクセスすることも可能です。

このような設定になっていることが今後のGoogleにどう評価されるのか不明であるため、これからの動向を注視していくつもりです。

さて、個人経営の司法書士事務所までが、このような対応を迫られるようになるとは大変な時代になったものです。私は今のところ何とかついて行けておりますが、IT関連にあまり明るくない方にとっては本当に一時大事かもしれません。